足関節捻挫と類似する疾患について

足関節捻挫と類似する疾患について
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こんにちは。あいあい整骨院新保院です。

「足首を捻ったけど、ただの捻挫なのか、もっと深刻な病気なのか不安・・・」そんな悩みをお持ちのあなたへ。 足関節捻挫はスポーツや日常生活で起こりやすい怪我ですが、実は他の疾患との見分けが難しい場合があります。 本記事では、足関節捻挫の特徴、似た症状を示す疾患について詳しく解説します。 症状や経過を知り、適切な治療法を選択し、早期回復を目指しましょう。

足関節の内返し捻挫の画像

足関節捻挫の特徴

足関節捻挫は、スポーツや日常生活で起こりやすい怪我です。これは足首をひねった際に、靭帯が損傷することで起こります。足関節捻挫の症状は、捻挫の程度によって異なりますが、痛み、腫れ、内出血、歩行困難などがみられます。また、足関節捻挫を起こす要因としては、スポーツ活動中の急な方向転換やジャンプ、不整地での歩行、転倒、足首の柔軟性が低い、足首の筋肉が弱っているなどが挙げられます。特に、スポーツ活動中の怪我は、足関節捻挫の大きな原因となります。また、高齢者の場合は、転倒した際に足関節捻挫が起こりやすいと言われています。

足関節捻挫で、痛みが強く、腫れがひどい場合は、他の疾患が疑われることもあります。特に、骨折や脱臼、腱断裂、などの可能性も考えられます。これらの疾患は、足関節捻挫と症状が似ているため、適切な診断が必要です。

足関節捻挫の特徴としては、捻挫直後に強い痛みがあり、その後徐々に痛みが和らいでいく傾向があります。また、腫れは数日かけて徐々に引いていきます。一方、骨折や脱臼では、捻挫直後から強い痛みがあり、腫れもひどいままです。また、歩行困難が続く場合も考えられます。

足関節捻挫の診断には、問診、視診、触診に加えて、レントゲン検査などが行われます。レントゲン検査では、骨折や脱臼などの骨の異常が分かります。また、必要に応じてMRI検査などの精密検査が行われることもあります。

当院では、レントゲン検査などの画像検査はできないため、徒手検査を行い判断しております。

足関節捻挫と他の疾患を見分けるためには、症状や経過を詳しく観察することが重要です。痛みや腫れの程度、歩行困難の程度、経過時間などを総合的に判断することで、適切な診断と治療を行うことができます。

足関節捻挫の分類

足関節捻挫の分類の画像

外側靭帯損傷

足関節の外側の解剖のイラスト

足部を内側に捻ること(内がえし)で発生する。前距腓靭帯の単独損傷が最も多く、踵腓靭帯と後距腓靭帯の合併損傷もある。

症状としては、受傷直後は痛みのため起立不能になることがあるが、しばらくして歩行可能になるものが多い。足関節の外側部に痛み、腫れがみられるが、損傷の程度とは必ずしも一致しない。数日後に、外くるぶしの下に内出血がみられるものもある。

二分靭帯損傷

足部を内側に捻ること(内がえし)で発生する。前距腓靭帯損傷との合併がある。

症状としては、損傷部に圧痛があり、損傷初期には腫れが限局していることが多い。

内側靭帯(三角靭帯)損傷

格闘技や芝生の上で行うコンタクトスポーツで発生することが多い。

足部を外側に捻ること(外がえし)で発生する。内側の靭帯は外側の靭帯に比べて強靭で、しばしば内くるぶしの裂離骨折となる。

脛腓靭帯結合部の損傷を合併して脛腓間の離開を伴うものは完全断裂をしている場合が多い。

症状としては、内くるぶし及びその下方の腫れと痛みがみられ、荷重できないことが多い。

足関節捻挫に対する治療法と予防法

足関節捻挫に対する治療法としては、まず患部の炎症を抑えるために、アイシングや固定などの初期治療を行います。患部を冷やすことで腫れや痛みを和らげ、固定することで関節の動きを制限し、さらに悪化を防ぎます。

炎症が落ち着いたら、患部の柔軟性を高めるためのストレッチや運動療法を行います。筋肉や靭帯の柔軟性を高めることで、関節の可動域を広げ、再発のリスクを軽減します。

さらに、電気治療や超音波治療などの物理療法も有効です。電気治療は、患部の筋肉を刺激することで血行を促進し、痛みを軽減する効果があります。超音波治療は、患部組織の修復を促進する効果があります。

そして、足関節捻挫に対する予防として、最も効果的なのは、足首周りの筋肉を強化することです。足首周りの筋肉が弱いと、足首が不安定になり、捻挫を起こしやすくなります。そのため、足首周りの筋肉を強化することで、足首の安定性を高め、捻挫のリスクを軽減できます。

具体的には、つま先立ちで足首を動かす運動を定期的に行うことが効果的です。また、足首の柔軟性を高めるストレッチも重要です。ストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性が向上し、足首の可動域が広がります。これにより、捻挫の予防だけでなく、怪我から回復した後のパフォーマンス向上にも繋がります。

さらに、足首の安定性を高めるためには、適切な靴を選ぶことも大切です。足に合わない靴を履いていると、足首に負担がかかり、捻挫のリスクが高まります。そのため、自分の足に合った、安定感のある靴を選ぶようにしましょう。

日常生活の中で、適切な対策を行うことで、捻挫のリスクを大幅に減らすことができます。積極的に運動を取り入れ、足首の健康を守りましょう。

 

足関節捻挫とよく似た疾患の症状や特徴

足関節捻挫とよく似た疾患には、以下のようなものがあります。

中足骨基部骨折

足部を内側に捻ること(内がえし)が強制されることにより第5中足骨基部が骨折する。これは短腓骨筋の急激な収縮による裂離骨折あり、下駄骨折と呼ばれている。

症状としては、骨折部の圧痛、腫脹、荷重痛などがみられる。

足根洞症候群

多くは足部の損傷の既往歴があり、足関節捻挫後、経時的に後足部の倦怠感や不安定感、足根洞の外側開口部の圧痛が残存することがある。不整地での立位や歩行によって疼痛は増強する。

足根洞を中心として足の外側に疼痛があり、同部位に局所麻酔薬を注射すると劇的に症状が改善することがある。

踵骨前方突起骨折

足部を内側に捻ること(内がえし)による二分靭帯の牽引により発生する。

症状として、損傷部位を中心に腫れ、内出血を認める。

腓骨筋腱脱臼

足関節を外側に捻ること(外がえし)により発生する。長腓骨筋腱の単独脱臼が多い。長腓骨筋腱が外くるぶしの前方に移動する。

症状として、外くるぶし周辺の痛み、腫れは著明である。

これらの疾患は、症状が足関節捻挫と似ているため、見分けることが難しい場合があります。しかし、それぞれの疾患には特徴的な症状や経過があります。例えば、足関節靭帯断裂では、足関節の不安定感や腫れが強く、足関節骨折では、足首の変形が認められることがあります。

足首の痛みや腫れがある場合は、自己判断せずに、医療機関を受診することが大切です。医師の診察を受けることで、適切な診断と治療を受けることができます。

まとめ

足関節捻挫は、スポーツや日常生活で起こりやすい怪我です。しかし、同じような症状を示す疾患も多く、適切な治療を行うためには、正確な診断が不可欠です。この記事では、足関節捻挫の特徴、治療法や予防法、そして鑑別すべき疾患解説しました。 症状や経過、検査結果を総合的に判断することで、適切な治療を選択し、早期回復を目指しましょう。 特に、足関節捻挫と似た症状を示す疾患は、放置すると重症化し、後遺症が残る可能性もあります。 専門医による的確な診断と適切な治療を受けることで、安心して日常生活を送れるようにしましょう。

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記事投稿者

あいあい整骨院 新保院 院長の大山悟司です。中学、高校と柔道をしていてケガをした時に整骨院に通いその際に先生に痛みをとってもらい感動しました。

岡山市南区にあります、あいあい整骨院 新保院 院長の大山悟司です。
中学、高校と柔道をしていてケガをした時に整骨院に通いその際に先生に痛みをとってもらい感動しました。自分を将来このような仕事を出来たらいいなと思い治療家の道に進みました。その時の先生みたいに、この仕事の素晴らしさや凄さを患者様に伝えれたらと思います。お身体でお悩みの事があればなんでもご相談下さい。
精一杯頑張って施術を行いますのでよろしくお願いします。

新保院(岡山市南区) 院長 大山 悟司

津山工業高校を2004年卒業、朝日医療大学校を2007年卒業。2008年から2013年まで岡山市中区にて整骨院勤務。2013年にあいあい整骨院入社し、2020年よりあいあい整骨院 新保院の院長に就任。
柔道整復師資格を保持。

身体の痛みなどでお困りでしたら、お気軽にお問い合わせください

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