親御さん必見!子供の怪我!

親御さん必見!子供の怪我!
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こんにちは!あいあい整骨院大安寺院の中原です!

毎日暑い日が続いていますが体調は崩されていませんか?

室内に居ても熱中症になってしまう時代ですので、扇風機やエアコンを活用しながらバランスの良い食事を摂ること。また、こまめな水分補給と睡眠時間の確保をしっかりと行い、熱中症にならないように気を付けましょう!

 

さて、この夏はFIFA女子ワールドカップやラグビーワールドカップなど各種スポーツの世界大会が開催されるようでこちらもまたアツくなりそうな予感がします!

日本で開催される大会もあるようなので現地に行くことのできない方はテレビの前で応援しましょう!

今回の記事では子どもに多いスポーツでの怪我についてまとめていきたいと思います。
部位に分けてまとめていますので本記事を読んでいただき、ケガ予防の参考にしていただければ幸いです。

子どもに多いスポーツでの怪我 肩関節

野球肩(リトルリーガー肩)

野球で肩を痛めている子供のイラスト
野球肩は別名、リトルリーガー肩とも言います。10~15歳の野球をしている子どもで特に投手に多くみられる上腕骨近位の骨端成長軟骨板の炎症ないし繰り返される投球動作による上腕骨近位骨端線離開(疲労骨折)です。小学校高学年から中学生の野球少年が肩の痛みを訴える場合、第一に考えるべき損傷になります。
発生原因としてはフォロースルー期(ボールが手から離れて投球動作が終わるまでの間)でねじれと張力の過剰なストレスが加わることで発生します。特に肘下がりなどの投球フォームが不良なことでよりストレスがかかり発生することが多いです。
症状としては投球動作時の疼痛が主訴になります。また急性期には患部に熱感を感じることもあります。

治療としては1日および週の投球数の制限ストレッチングウォーミングアップクールダウン。また、投球後には冷却(アイシング)を行うことが重要になります。状態によっては投球を禁止し安静保持が必要な場合もあるので慎重に治療していくことが大切です。

子どもに多いスポーツでの怪我 肘関節

肘内障

痛がっている子供の腕を引っ張ている母親のイラスト

学齢前、2~4歳の幼小児特有の障害であり、非常に発生頻度の高いケガになります。多くの場合、親が手を引っ張った際に発生することからpulled elbow syndrome(肘引っ張り症候群)と別称されることもあります。

発生原因としては強い引っ張り力に前腕の回内力(親指を内側にする捻じれの力)が加わり発生しますが、場合によっては自分自身の腕を身体の下にして転がり、自重で引っ張られ発生する例もあります。肘のケガではなく鎖骨骨折の場合もあるため、注意が必要です。

手を引っ張らないように気を付けて頂ければ、経過は良好です。

肘内障の説明で肘にある輪状靭帯の説明

野球肘(リトルリーガー肘)

ボールを投げようとして肘を痛めている少年のイラスト

成長期(少年期)の過剰な投球動作などにより発生する野球肘をリトルリーガー肘と言います。野球肘には3つの分類があり⑴内側型、⑵外側型、⑶後方型とありますが、内側型が大部分であり、コッキング期から加速期にかけて肘にかかる強い外反力に対し、筋肉の強い収縮と内側側副靭帯により強い引っ張りのストレスが肘部内側に一気にかかり発生します。

症状としては内側上顆部(肘内側の出っ張った部分)の疼痛腫脹圧痛軽度の肘伸展障害(肘を伸ばしづらさ)投球動作時に疼痛が見られます。場合によっては骨折なども引き起こし神経症状や肘の不安定症状を引き起こすこともあるので注意が必要です。

治療としては安静が第一になります。投球はもちろんのことバッティングも禁止し安静保持に努めましょう。

投球フォームの5つつのイラスト

子どもに多いスポーツでの怪我 手指

突き指

バレーボールで小指を突き指しているイラスト

突き指は、日常よく見られる指の外傷のひとつです。スポーツ、特にボールを使った競技などで発生します。

指に対してまっすぐの方向(長軸方向)に力が働くと、末節骨(一番先端の指骨)または中節骨(2番目の指骨)に損傷が生じることがあります。「腱や靭帯」が損傷されると、脱臼や関節が不安定な状態となり、「骨」が損傷されれば骨折となります。

突き指をしたらまずは冷却(アイシング)を行うことが大切です。無理に引っ張ったりせず、冷やしながら病院や整骨院(接骨院)を受診しましょう。損傷がなければ一安心で、患部の状態を見ながらテーピング等を施し、競技復帰という流れになります。

子どもに多いスポーツでの怪我 腰部

腰椎分離症

腰を痛めている高校球児のイラスト

スポーツなどによって繰り返させる腰椎(腰の背骨)への伸展(後ろに反る)と回旋ストレスを原因とする関節突起間部の疲労骨折のことを腰椎分離症といいます。

発育期のスポーツ選手に好発され、腰部に繰り返しストレスが掛かることで発症します。

原因としては先にも記したように繰り返される腰椎への伸展と回旋ストレスがかかることや、下半身の身体の硬さ体幹筋力の弱さなど発症する原因は様々です。

腰椎分離症を疑う所見としては、骨折した腰椎棘突起(背中に出っ張った背骨部分)の圧痛、伸展時痛(後ろに反ったときの痛み)があります。

また、分離症が進行すると分離すべり症へと移行し、重篤な症状が現れる場合があります。(下半身の痛み、しびれ、動きにくさ、感じにくさ、排尿や排便の障害など)

治療としては保存療法が第一選択です。初期や進行期は骨癒合が得られる可能性がありますが、終末期には非常に低いとされています。

患者さんの状態に合わせて腰に負担を掛けないような身体機能(身体の硬さや筋力の低下)の改善、不良なスポーツ動作の改善を行っていくことが大切になります。

子どもに多いスポーツでの怪我 膝関節

オスグッド・シュラッター病

オスグッドシュラッター病の説明の書いたイラスト

オスグッド・シュラッター病は10歳代前半の脛骨粗面部(膝蓋骨のやや下部)に疼痛と腫脹を生じるケガになります。

発生原因としては日常生活動作やスポーツ活動で大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)の収縮が脛骨粗面を繰り返し牽引することにより発生します。

症状としてはランニングや階段の昇降など大腿四頭筋を強く収縮させる動作時に疼痛を訴えます。症状が進行するにつれて脛骨粗面部の膨隆は著しくなり、骨性に硬くなることもあります。

オスグッド・シュラッター病は18歳頃には症状は消失することがほとんどですが、患部の状態によっては脛骨粗面部が膨隆したまま治癒するものもあります。

治療法としては局所の安静を中心とした保存療法が基本。運動前には十分なウォーミングアップを行い、運動後にはアイシングを行って炎症の鎮静を図ることが大切です。また、痛みがある時には膝蓋靭帯を押さえるサポーターの使用も効果的です。

ジャンパー膝

ジャンパー膝の説明をしているイラスト

ジャンパー膝はジャンプを頻回に繰り返すスポーツ選手に多くみられるケガになります。急な加速や減速、ジャンプ、着地などのスポーツ動作の繰り返しにより、負担がかかり発生する典型的なオーバーユースシンドローム(使いすぎ)。バレーボールやバスケットボールなど跳躍を多用する競技で多く発症します。

症状としては運動時痛圧痛のほか、他動的に膝を深く曲げていくと疼痛が誘発され、さらには尻上がり現象と呼ばれるお尻が上がってくる現象が見られます。

治療法としては患部の安静を保ち、大腿四頭筋やハムストリングスの筋力訓練、ストレッチングを十分に行うことなどがあります。

※尻上がり現象とは↓

尻上がり現象の説明をしている写真尻上がり現象の説明をしている画像

子どもに多いスポーツでの怪我 下腿部

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)

シンスプリントの説明のイラスト

シンスプリントは下腿を3等分に分けたとき、下1/3部辺りに発症する運動時痛、特に運動開始時痛が主な症状のケガになります。病態はすねの骨である脛骨後縁の骨膜や軟部組織の炎症で、後脛骨筋の擦れが原因とも考えられています。

ランニングなどの運動が誘因となりますが、足部の変形(特に扁平足など)に多く発症します。また、下肢の筋力が弱いことでもなることが多く、中高生に多く見られることも特徴の一つです。

治療としては足底挿板による足の変形矯正や衝撃緩衝材の使用。ランニング量のコントロール、固い地面(アスファルト)での運動を避けること、下腿筋力強化などになります。

子どもに多いスポーツでの怪我 足関節・踵部

足関節捻挫

足首を捻挫しているイラスト

足関節捻挫の多くは内返し捻挫であり、外側靱帯を損傷することが多いです。前距腓靱帯、踵腓靱帯、後距腓靱帯の順に断裂していくと考えられています。

症状としては外果(外くるぶし)を中心に、疼痛、腫脹、皮下出血がみられ、歩行困難な例もあります。

治療としては靱帯損傷の程度にもよりますが、Ⅰ度損傷(最も損傷が軽いもの)であれば保存療法を選択し、急性期はRICE処置(①安静、②冷却(アイシング)、③圧迫、④挙上)をまず行います。状態に合わせてテーピング等で固定を行うほか、足関節の機能訓練を行っていきます。

最後に。

当院には骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷(肉離れ)の専門家である柔道整復師が常駐しています。

上記にまとめたケガはいずれも整骨院(接骨院)で診ることのできる症状(ケガ)になり、ケガの状況によっては特殊電気やテーピング固定、エコー検査や超音波治療などを行うことが可能です。

患者さんの早期競技復帰、また日常生活を不自由なく過ごせるよう、症状改善に向けて全力でサポートさせて頂きますので、何かお困りのことがございましたらお気軽にお問合せいただければと思います。

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記事投稿者

あいあい整骨院 大安寺院 院長の中原大観です。1人でも多くの人の悩みを解決し、笑顔になり幸せになってもらいたくてこの仕事をしています。

岡山市北区にあります、あいあい整骨院 大安寺院 院長の中原大観です。
祖母の通っている整骨院に初めて行った時、患者さんの「先生本当にありがとうね。すごく楽になったわ。」という言葉に僕は惹かれ、この仕事を目指しました!その整骨院の先生を見た時にとても幸せそうにしていたのを覚えてます。誰かを幸せにすることで自分も幸せになるのだと思いました。
1人でも多くの人の悩みを解決し、笑顔になり幸せになってもらいたくてこの仕事をしています。
お身体のことでしたら、どんな悩みでもご相談ください!
毎日、元気で笑顔になれるよう一緒に解決しましょう!

大安寺院(岡山市北区) 院長 中原 大観

玉島高等学校を2010年卒業、朝日医療大学校を2013年卒業。2013年から2016年まで岡山市中区の整骨院に勤務。2016年から2020年まで岡山市南区に整骨院に勤務。2020年にあいあい整骨院に入社し、2022年よりあいあい整骨院大安寺院の院長に就任。
柔道整復師、鍼灸師の資格を保持。

身体の痛みなどでお困りでしたら、お気軽にお問い合わせください

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