こんにちは。岡山市北区・古京町のあいあい整骨院、柔道整復師の松枝(まつがえ)です。
今回は、日常生活やスポーツで発症しやすい「肘の痛み」の中でも、特に発生頻度の高い「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」について、原因・対処法・東洋医学的アプローチ(ツボ)を交えて詳しくご紹介します。
目次
肘に起きやすい代表的な疾患とは?
肘の疾患には、以下のようなものがあります:
- 野球肘:成長期の小中学生に多い、投球動作による障害
- 上腕骨内側上顆炎:ゴルフや手作業による内側の痛み
- 肘部管症候群:小指側にしびれが出る神経障害
- 上腕骨外側上顆炎(テニス肘):今回のテーマ
この中でも、日常生活に支障をきたしやすく、発症率が高いのが「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」です。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)とは?

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、その名の通りテニス選手に多くみられる疾患ですが、実際にはスポーツをしていない一般の方でも多く発症します。
主に、以下のような動作が原因になります:
- フライパンや鍋を持つ
- ドアノブを回す
- パソコン作業やキーボード操作
- 雑巾を絞る
これらの動作に共通するのが手首を背屈させる動きや、前腕を捻る動きです。
■ 主な原因:短橈側手根伸筋の使いすぎ
テニス肘は、前腕にある「短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)」という筋肉の腱に繰り返し負荷がかかることで、炎症が起きて痛みが出る疾患です。
テニス肘の正しい対処法
この症状は、基本的には「安静」が最優先です。とはいえ、日常生活で手を使わないわけにはいきませんよね。
そのため、症状が悪化する前に、早期の冷却・ツボケア・治療が重要になります。
■ 応急処置:アイシング
テニスや家事などの手作業の後に痛みが出た場合は、肘に炎症が起きている可能性が高いです。
その際は、以下の方法でアイシングを行ってください:
- タオルで肘を包む
- 氷を入れたビニール袋を当てる
- 5〜10分間冷やす
これで炎症と痛みが軽減されるケースが多くあります。
痛みの緩和に役立つツボ(経穴)の紹介
■ 曲池(きょくち)

肘を曲げたときにできるしわの外側端にあるツボです。
親指で押して、痛気持ちいい程度に5〜10秒×5セットを目安に行いましょう。
便秘や肌荒れにも良いとされる、万能ツボです。
■ 手三里(てさんり)

曲池から指3本分手首側に下がった位置にあります。
こちらも5〜10秒×5セットで優しく押圧してください。
肘の痛みは「肘だけ」の問題ではない
テニス肘に限らず、肘の不調は肩や首、背中の筋肉バランスや、頚椎からの神経の影響も関係していることがあります。
痛みが長引く方や、根本から改善したい方には、あいあい整骨院の「トータルバランス療法」をおすすめします。
まとめ:テニス肘は放置せず、早めのケアを
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は放置すると慢性化しやすく、日常動作すべてが辛くなるリスクがあります。
違和感を感じた時点で早めの処置を行い、必要であれば整骨院での専門的な評価・施術を受けましょう。
岡山市でテニス肘や肘の痛みでお困りの方は、ぜひ「あいあい整骨院 古京町院」へご相談ください。
柔道整復師・鍼灸師の松枝が、症状の根本改善からセルフケアの指導までサポートいたします。
当院は以下のポータルサイトにも掲載されています:
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