こんにちは、あいあい整骨院古京町院院長 柔道整復師の河内です。
最近、健康増進を目指してジョギングをされる方も増えていると思います。そこで今回は股関節周りのお話をしたいと思います。
当院でも股関節の不調を訴えられて来院される方が多くいらっしゃいます。股関節は球関節と言われ、とても広い可動域を持った関節です。 そして、その関節を動かすために多くの筋肉がありますが、今回は股関節の不調を予防するための代表的な筋肉の簡単にできるストレッチを取り上げていきましょう。
股関節に効果的なストレッチの方法4選!!
ストレッチのモデルとしてガンダム試作1号機(ゼフィランサス)さんに協力してもらいました。
大殿筋のストレッチ
大殿筋は大腿や骨盤をを後ろに引く作用がある筋肉で、これが固くなると骨盤が後ろに傾き姿勢が悪くなったり、股関節を前に屈曲する際に抵抗になったりします。
- 床に仰向けに寝転びます。
- 片足の膝を曲げて胸に近づけるように股関節を屈曲し、膝を両手で抱えます。
- 30秒ほどこの姿勢をキープします。その時、お尻がストレッチされているのを感じましょう。
- 反対の足も同様に行っていきます。
注意点として、ストレッチをしているときに腰を反らさないようにしてください。
大腿四頭筋のストレッチ
大腿四頭筋は主に股関節を前に曲げたり、膝関節を伸ばすことに対して作用する筋肉です。これが固くなると股関節や膝関節の動きの低下につながります。
- 床にうつ伏せに寝転びます。
- 片足の膝を曲げて足の甲を手で引っ張り、できるだけお尻に近づけます。
- 30秒ほどこの姿勢をキープします。その時、太ももの前側がストレッチされているのを感じましょう。
- 反対の足も同様に行っていきます。
ハムストリングスのストレッチ
ハムストリングスとは太ももの裏の筋肉の事で大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋からなり、太ももを後ろに引く作用と、膝を曲げる作用を持つ筋肉です。
- 膝立ちになり、片足を前に出して膝を伸ばします。
- 胸を張った状態で、お尻を後ろに引いていきます。
- 30秒ほどこの姿勢をキープします。その時、太ももの後ろ側がストレッチされているのを感じましょう。
- 反対の足も同様に行っていきます。(下記、腸腰筋のストレッチにつなげることもできます。)
腸腰筋のストレッチ
腸腰筋は背骨と骨盤から伸びて股関節の付け根につく筋肉で、股関節を屈曲させる作用と、腰を前に引く作用があります。ここが固くなると骨盤が前に傾いて腰が反りすぎたり、股関節を動かすときに詰まった感じがしたりします。
- 膝立ちになり、片足を前に出します。
- 胸を張った状態で、お尻を前に出していきます。
- 30秒ほどこの姿勢をキープします。その時、後ろの足の股関節の前側がストレッチされているのを感じましょう。
- 反対の足も同様に行っていきます。
まとめ
ストレッチは痛いのを我慢して伸ばすのではなく、痛気持ち良いところでキープして行いましょう。 お風呂上りなどの身体が温まっているときに行うのがお勧めです。毎日のストレッチ習慣をつけて故障しにくい体作りを目指して頑張りましょう。 もし、万が一にも故障をされた場合は鍼治療、電気治療、テーピングなど様々な治療法がございますのでお気軽に「あいあい整骨院」にお越し下さい。