こんにちは。あいあい整骨院新保院の大山です。

今回は剣道での足の怪我について書かせていただきます。
目次
足底筋膜炎
足底筋膜とは足の指から踵まで伸びている足の裏の筋肉です。
硬い地面や床を走ったり歩いたりして足の裏に繰り返し過剰な負担が掛かったり、立ち仕事などで筋肉に負荷が加わり続けて炎症が起きるのが足底筋膜炎です。
足のアーチが無くなる扁平足や腓腹筋(ふくらはぎ)、アキレス腱が硬い人に多いです。
※扁平足とは足の裏のアーチが少なく、足裏全体が地面にベタっと着いている状態です。
足底筋膜炎の症状

一般的な症状は朝起きた時の一歩目が痛い。急に歩き出す時が痛い。などがあります。好発部位は足底の近位部(指側)、中央部(土踏まず)、遠位部(踵側)の3箇所に痛みが出ます。
焼けるような痛みや、刺すような痛みがあると言われています。
それ以外の症状では以下の症状があります。
- ・運動後の足裏の痛み。
- ・足の裏の圧痛(押した時の痛み)
- ・朝が1番痛いが動き出すと少しずつ良くなる。
- ・足の裏が張っているような感じがある。
- ・階段やつま先立ちが痛い。
足底筋膜炎にならない為の予防法
足底筋膜炎にならない為にはまず、運動の前後のストレッチとトレーニングです。
伸ばして緩めてほしい筋肉は腓腹筋(ふくらはぎ)、アキレス腱、足底筋です。


この3つを緩めることで足の裏にかかる衝撃は少なくなります。
ゴルフボールやテニスボールなどに足を置き踏みながらコロコロ転がすことで足の裏の筋肉の血流が良くなり筋肉が緩みます。
そして扁平足や足底筋膜炎のトレーニング「タオルギャザー」を行います。
タオルを床に置いてその上に足を乗っけます。そのタオルを足の指で手繰り寄せるようにします。この時、できるだけ踵は固定し足の指だけで手繰り寄せるように意識して下さい。
段々と慣れてきたらタオルの先に重たい物を置き手繰り寄せます。
足指の筋力訓練、土踏まず(縦アーチ)の維持に繋がりますので行ってみてください。

普段履いている靴にも気を使いましょう。スリッパ、サンダル、スリッポン、足に合わない靴や、裸足での歩行はクッション性が無く足のアーチと踵をサポートする事ができず足への負荷を増大させる事になるので避けましょう。
あいあい整骨院での治療法やメニュー
足底筋膜炎の症状にはあいあい整骨院オリジナルのトータルバランス療法を行います。腓腹筋(ふくらはぎ)などの下腿の筋肉を緩めたり、扁平足の改善トレーニングやストレッチなどを行ったり、足底筋膜炎で痛みをケアしながら日常生活を送る事により、痛める腰痛や首肩こりなどを改善します。
痛みの強い方や、早く痛みを取りたい方はトータルバランス療法と鍼治療を一緒に行います。トータルバランス療法や手技では届かない深層の筋肉に鍼でアプローチして緩めて行き痛みを早期に改善していきます。
その後に希望する方は足底筋膜炎や扁平足に対してのテーピングなども行い予防していきます。
アキレス腱周囲炎
下腿三頭筋(ふくらはぎ)から踵骨(かかとの骨)にまで付いているアキレス腱が硬い地面や、上り坂や、寒い環境下での練習でのジャンプ動作や運動などでアキレス腱に負荷がかかり続けアキレス腱に炎症が起き、アキレス腱に微細な損傷が起こることにより、痛みが出現します。
基本的にはアキレス腱のオーバーユースにより起こります。

痛みを我慢しながら運動を続けるとアキレス腱断裂に進行する恐れがあり、治癒までに6ヶ月ほどかかります。
アキレス腱周囲炎の症状
アキレス腱周囲炎の症状はアキレス腱周囲に腫れや熱感などを伴い、踵骨(かかとの骨)の上部あたりにズキズキするような痛みが生じます。アキレス腱を押すと圧痛(押して痛み)があります。
足首を背屈方向(足首を上に向ける)に動かしたり、下腿三頭筋に力を入れたりすると痛みが強くなったりします。
痛みを放置すると日常生活のちょっとした動作だけでアキレス腱の周囲に痛みが起こるようになります。
アキレス腱周囲炎にならない為の予防法
アキレス腱周囲炎にならない為には、まずは日頃からの運動前後の入念なストレッチです。
伸ばして欲しい筋肉は腓腹筋(ふくらはぎ)とヒラメ筋です。
痛みのある時に伸ばしてしまうと痛みが増強する可能性がありますので、周りの筋肉を伸ばしたりして、軽くストレッチを行いましょう。
運動後に痛みがある場合は熱感があり、炎症を起こしている可能性がありますので、アキレス腱と踵骨(かかとの骨)の所をアイシングしましょう。
あいあい整骨院での治療法やメニュー
アキレス腱周囲炎の症状にはあいあい整骨院オリジナルの「トータルバランス療法」を行います。
硬くなっている腓腹筋(ふくらはぎ)やヒラメ筋を緩めたり、距骨にズレがあると背屈動作(足首を上に向ける)が詰まった感じがして背屈動作がしにくくなり、アキレス腱や腓腹筋などに負担がかかるので、距骨のズレの矯正を行ったり、アキレス腱周囲炎を庇うことによる身体のズレや筋肉の緊張を改善します。
トータルバランス療法後に痛みや硬さが残る場合には、鍼治療で手技では届かない深層の筋肉に鍼でアプローチして緩めていきます。
最後に希望する方は予防の為にテーピングを行い、負担がかからないようにしていきます。
腓腹筋(ふくらはぎ)肉離れ
肉離れとは筋肉に遠心性収縮(筋肉が離れていくように収縮する動き)が起きた際に筋肉がブチッと切れて起こります。
どの筋肉にも起こる事ですが、腓腹筋(ふくらはぎ)はジャンプ動作や歩行やダッシュなどでよく使う筋肉で疲労が蓄積しやすく筋肉が硬くなり、肉離れを起こしやすくなります。
腓腹筋(ふくらはぎ)肉離れの症状
まず、肉離れを起こした瞬間に「ブチッ」「バチッ」といった筋肉が断裂する音が聴取する事ができます。
その後に下記の症状が出ます。
- ・腓腹筋(ふくらはぎ)に陥没した大きな内出血がある。
- ・損傷した箇所の痛み、腫れによる可動域の制限。
- ・ストレッチで伸ばしたりや、つま先立ちで腓腹筋が収縮すると痛む。
腓腹筋(ふくらはぎ)の肉離れにならない為の予防法
腓腹筋が硬くなる事により起こりますので、運動の前後に入念なストレッチを行って下さい。
伸ばして欲しい筋肉は腓腹筋(ふくらはぎ)、ヒラメ筋です。
肉離れを起こしている際は伸ばしてしまうと余計痛みが増して症状が悪化してしまう可能性がありますので、その際はRICE処置を行なってください。
※RICE処置は安静、冷却、圧迫、挙上の事です。

あいあい整骨院での治療法やメニュー
腓腹筋肉離れの症状にはあいあい整骨院オリジナルの「トータルバランス療法」を行います。
硬くなった腓腹筋(ふくらはぎ)やヒラメ筋などを緩めたり、距骨にズレがあると背屈動作(足首を上に向ける)が詰まった感じがして背屈動作がしにくくなり、結果腓腹筋(ふくらはぎ)に負担がかかり痛みが出てくるので、矯正したりして負担を減らします。
肉離れを起こし、庇う事により身体の歪みができて膝や股関節や腰部などを痛めてしまう可能性もあるので、腓腹筋(ふくらはぎ)だけでなく他の場所も見ていきます。
急性期で炎症症状があれば鍼治療などで患部を緩めたりして、早期回復に繋げます。
再発防止や、予防を目的に最後にテーピングを巻いたりなどしていきます。
剣道で起こる足の怪我のまとめ
今回は剣道で起こる足の外傷について書かせていただきました。
この様に足底筋膜炎、アキレス腱炎、肉離れなどは誰にでも起こり得る症状ではあるので、痛みがある場合は早めの処置をあいあい整骨院では推奨しておりますので、ご来院いただけたらと思います。