こんにちは!あいあい整骨院大安寺院の中原です!
今回は「冷え症、むくみ、筋肉のつり」の共通点について書いていきたいと思います。
この3つの言葉はよく聞くと思いますが、この3つに共通点があることをみなさんは知っていますか?
目次
「冷え症」の具体的なことは知っていますか?
冷え症とは「冷え性」と「冷え症」の2つの言い方があります。「冷え性」は検査や診断では特別な異常が現れていない状態にもかかわらず、身体が冷えている状態のことをいいます。西洋医学で疾患名として認めていない為、体質として認識しています。
もう1つの「冷え症」は、東洋医学できちんとした治療が必要な症状として扱っています。
このような症状が当てはまれば冷え症(冷え性)かもしれません。
- 手足が冷たい・身体が冷たい
- 低血圧
- 頻尿
- 関節痛・腰痛・頭痛・肩こり
- あかぎれ・しもやけ・しびれ
- 休んでも疲れが取れない・倦怠感
- 生理痛や生理不順
- 自律神経失調症・不眠症
全体の約6割が冷え症で、また男女別にみてみると約7割が女性、約3割が男性で、女性のほうが多い症状ですね。
冷え症(冷え性)の原因
血行が悪くなり、血液が毛細血管に流れなくなり、血管が収縮することで手足が冷えてしまいます。身体は重要な臓器の血液を確保するため、心臓や脳から遠い手足は後回しにされやすいです。
筋力低下
運動不足で筋肉量が減ってくると血行が悪くなります。特にふくらはぎの筋肉はポンプのような役割をしている為、機能しなくなると心臓に血液を送れなくなります。
基礎代謝の低下、食生活の乱れ、ストレス
基礎代謝が低くなると体温が低下し、冷え症が起きやすくなります。偏った食事が多くなるとミネラルやビタミン不足で血流が悪くなります。また鉄分不足でも冷え症が起きやすくなるため生理のある女性は注意が必要です。ストレスでも、自律神経のバランスが悪くなり交感神経が優位になることによって筋肉が収縮し、末梢血管が収縮し続けることによって血行が悪くなり冷え症になりやすくなります。
「むくみ」はどのようなものか知っていますか?
「むくみ」とは血流の低下によって引き起こされ、皮膚の下に水分が溜まった状態のことです。筋肉が動くことで血流を促し、心臓に血液が戻っていきますが、デスクワーク等筋肉を動かさない状態が続くと、血流が悪くなり、むくみになります。血液中にある水分が血管の外に異常に浸み出た状態で医学的用語では「浮腫」ともいいます。
「むくみ」の原因
塩分の摂りすぎ
体には体内の塩分濃度を一定に保つ機能があります。なので塩分を過剰摂取してしまうと、体の塩分濃度を薄めようと、体内に水分を溜めこみむくみの原因になります。
アルコール
血中アルコール濃度が高くなると、血管が拡張して血管から水分が浸み出てきやすくなります。
ホルモンの影響
女性の場合、月経周期によるホルモンの関係で、月経前の時期になると体に水分を溜めこみやすくなり、むくみやすくなります。
「むくみ」の種類
起きる場所によって2つの種類があります。
起こる場所 | タイプ |
からだの左右両側 (全身に起きる場合) |
全身性・両側性(りょうそくせい) |
からだの片側だけ | 局在性・片側性(へんそくせい) |
さらに性質によっても2つに分けられます。
むくみの性質 | タイプ |
指で数秒間押して放したとき、へこんでしばらく元に戻らない | 圧痕性(あっこんせい) |
すぐに元に戻って跡が残らない | 非圧痕性(ひあっこんせい) |
靴下の跡がくっきり残るのも圧痕性になります。
むくみや腫れのチェックをしてみましょう。
□むくみや腫れはどこに起きますか?
□むくみや腫れは全身性(両手や両足)ですか、または局在性(片手や片足、部分的)ですか?
□指で強く押した時、へこんでもすぐに元に戻りますか?
□いつ、むくみや腫れが出ますか(朝ですか、夕方ですか)? 消えるタイミングは?
□むくみや腫れがよく出るきっかけはありますか?
むくみに隠れた病気かも?
むくみは健康の人でも起こりますが、病気で起こるむくみもあります。
全身性のむくみを起こす代表的な病気に心臓や肝臓、腎臓の病気があります。
むくみだけでなく、呼吸が苦しい、息切れ、動悸、胸痛、尿の出が悪い、疲れやすいといった症状があるときは、かかりつけ医やお近くの医療機関を受診してください。
(腎性浮腫)
「筋肉のつり」はどのようなものか知っていますか?
足がつる(こむら返り)の経験は誰にでもあると思います。「つる」とは足や手のなどの筋肉が伸縮バランスを崩してしまうことで、異常な収縮が起き、元に戻らない状態のことです。ふくらはぎの場合、大脳からの信号が脊椎中の神経系を通り、ふくらはぎへと直結する末梢神経へ伝達され、収縮運動を起こすのが通常のメカニズムになります。ですが場合によって信号がふくらはぎの内の1部の筋肉しか伝達されず、その筋肉のみが過度に収縮し痙攣が起き、つる(こむら返り)が起きます。
つる(こむら返り)は医学的用語で「有痛性筋痙攣」と呼ばれています。
長時間の運動をして疲れていたり、ウォーミングアップ不足や運動不足、体力が低下している時に起こりやすくなります。特に高齢者の方は慢性的に運動不足の方が多いので、筋肉が常に緊張した状態にあり、つりやすくなります。
「筋肉がつる」原因
血行不良
睡眠時は汗を多くかきやすく、脱水傾向になります。さらに全身をほとんど動かさない為、血行が低下します。夏は冷房をつけたまま寝たりするので、筋肉が冷え血管も収縮し、血行はさらに悪くなります。
冬も冷えによって血行が悪くなります。自分でも気づかないうちにぎゅっと縮こまって寝ていることで筋肉が緊張状態になり、栄養が届きにくいためつりやすくなります。
栄養不足、水分不足
カルシウム、カリウム、マグネシウムが不足することでつりやすくなります。カルシウム、カリウムは筋肉の収縮や神経の伝達をスムーズにする働きがあり、マグネシウムはこの2つのミネラルを調整する働きがあります。他にもマグネシウムは筋肉を弛緩させる働きもあるので、特にマグネシウムが不足してしまうと、痙攣しやすくなります。
水分不足になるとミネラルのバランスが崩れるので、こまめに水分補給をしましょう。
「冷え症」、「むくみ」、「筋肉のつり」の共通点
ここまで3つの症状について説明してきました。もしかしたら3つの症状の共通点に気づいている人がいるかもしれません。
それは血行不良です。3つの症状は血行が悪くなることによって起きやすくなるという共通した原因があります。
あいあい整骨院でできること
このような症状を起こしにくくするためにはどのような運動やストレッチをすればよいのか分からない方もいらっしゃると思います。あいあい整骨院では施術ではもちろんのこと、EMSやリハサクといったものも準備しております。
EMSとは?
EMSとはElectrical Muscle Stimulationの頭文字をとったもので、電気の刺激によって筋肉を動かし、筋力トレーニングのような効果が期待できる機械のことをいいます。
このEMSでは比較的表面にあるアウターマッスルという筋肉だけでなく正しい姿勢を維持する際に働くインナーマッスル(いわゆる体幹)までアプローチすることができます。
リハサクとは?
ストレッチやトレーニング、リハビリメニューやケア、テーピングなど、それぞれの患者さんに必要なメニューを選び、動画をお送りするシステムです。普段お使いのスマートフォンに動画をお送りしますので、通院日・時間以外でも見ることができ、ポイントを抑えながら行うことができます。また、「スマートフォンの操作が苦手でよく分からない…」といった患者さんも多いので、その際はプリントにしてお渡しすることも可能です。
今回紹介した症状のうちどれかは経験したことがあると思います。3つのうち1つの症状が起きても、共通する原因があるのであと2つの症状が起きる可能性もあります。
ご自身もそうですが、周りの方でも3つのどれかの症状を感じている方がいらっしゃれば、あいあい整骨院までご相談いただけますと問題解決に向けて計画を立てますので、お気軽にご連絡いただければと思います。