大掃除を怪我無く終わらせ新年を迎えましょう !

大掃除を怪我無く終わらせ新年を迎えましょう !
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こんにちは!岡山市中区古京町にあります『あいあい整骨院 古京町院』の河知です。

早いもので令和5年12月に入り、残すところわずかとなりました。今年は暖冬と言われながらも、寒暖差が例年になく大きい毎日が続いていますね。12月と言えば、お正月に向けて大掃除の真っ最中ではないでしょうか?しかし、気をつけて下さい。12月は掃除中のケガが増える時期でもあるのです!今回は大掃除中のケガのリスクやその予防策、そして万が一ケガをしてしまった場合について詳しくお話します。

 

 

 

 

大掃除中のケガで多いのは?

 

年末の大掃除といえば、普段はなかなかできない換気扇や窓ガラス、浴室やトイレなども隅々まで綺麗にしたくなるものです。そんな中でちょっとした不注意でケガをしてしまいます。

 

大掃除中のケガで一番多いのは、意外にも転倒によるケガです。掃除機のコードや掃除のために動かした家具や荷物に引っ掛かったり、浴室などの水場の掃除で、床が濡れていて滑って転んだりすることが多いようです。

 

次に多いのが転落です。椅子の上に立ってエアコンなどの高いところの掃除をしている際に落ちるとか、電球の交換をしていて落ちるとか、外側の窓掃除をするために身を乗り出して、誤って落ちるとかが多いです。

 

掃除作業は長時間の立ちっぱなしやしゃがみっぱなし、前かがみなどの状態が続くために、首や背中などを痛めたりすることもあります。さらに、家具の移動や持ち上げ作業によって腰部に負担がかかり、ぎっくり腰になってしまうこともあります。

 

洗剤の取り扱いにも注意が必要です。「まぜるな危険」の表示がある洗剤を混ぜて使ってしまうことです。塩素系と酸性の洗剤を混ぜると塩素ガスが発生し非常に危険です。特に気を付けていただきたいのは、汚れを綺麗に落としたいがために塩素系洗剤を使った後に、水などで流さないまま酸性洗剤を使ってしまい、混ぜるつもりはなくてもガスが発生する場合もあります。

 

また、ポリ容器に入っている洗剤をアルミ缶やスチール缶に移して保存するのも危険です。アルカリ性の洗剤や酸性の洗剤をアルミ缶やスチール缶に入れると容器と洗剤が反応してガスが発生し破裂し、破片が飛び散り大けがをするかもしれません。洗剤はむやみに混ぜたり、別の容器に移し替えたりしないようにしましょう。

 

 

どんなケガをしてしまうのでしょうか

 

「転倒」した際や「転落」した際に起こるケガとしては打撲・捻挫・骨折、転倒や転落した時にぶつかるものによっては切り傷などもおこることがあるでしょう。

 

打撲はぶつけた強い衝撃によって筋線維や血管が損傷し、腫脹と痛みが起こります。軽い打撲に場合は1~2週間ぐらいで、強い打撲の場合は1か月くらいで治るものとされています。しかし、場所によっては血種ができてしまったりすることがあるので、腫れている範囲が広いとか、痛みが強い場合や内出血がひどい場合は整形外科や整骨院などの受診をおすすめします。

 

捻挫は大掃除中ですと足首や手首に起こることが多いでしょう。捻挫と書きましたが実際は骨折を起こしている場合もあります。では、その見分け方はどうすれば良いでしょうか?

足関節の場合だと、

  • 外くるぶしから6センチほど上までの骨を軽く押す。
  • 内くるぶしから6センチほど上までの骨を軽く押す。
  • 第5中足骨(足の小指)の付け根を軽く押す。
  • 第1中足骨(足の親指)の付け根の上の骨、舟状骨を軽く押す。

 

これらで痛みが出るようであれば整形外科に受診されることをおすすめします。

また、受傷直後に一人で他人の力を使わずに4歩ほど歩けたかどうか。足を引きずっていてもいいので4歩歩けたかどうかです。歩けなければ、これも整形外科への受診をおすすめします。

 

それ以外の骨は押してもいたくない場合や、痛みや腫れは強いけども一人で4歩くらいは歩ける場合は整骨院にお越しいただいての施術をおすすめします。

 

手首の場合だと骨折が簡単に見分けられるものから、複雑なものまであるので、より注意が必要です。ケガをしていない方の手と比べて、あきらかに形が違っている場合は骨折が疑われます。変形はないけど、腫脹や痛みが強い場合も放置していると回復に時間がかかることもありますので、整形外科や整骨院への受診をおすすめします。

 

どちらとも、受傷してから数日待って来院するのではなく、受傷後すぐに来院するようにしてください。大半のケガは早期治療により早期回復が見込めます。何日間か我慢を重ねてこられると回復にも時間がかかることがあったり、保存療法で治療できていたものが手術をすることになったりもあるので、整形外科、整骨院共に早期に受診されることをおすすめします。

 

ぎっくり腰に関しましても同じですが、腰部ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎すべり症など整形外科で対応しなければならない症例や、腎臓や膵臓など腰に痛みが出てくる内臓器疾患の可能性もあるので、自己判断せずに痛めたと感じたらすぐに近くの整形外科や整骨院に行くことをおすすめします。

 

 

大掃除でケガをしてしまったら

 

 大掃除中に何らかのケガをしてしまったら、病院や整骨院に行く前に必ずやっていただきたいことが応急処置です。

他のブログでも何回も出てきているアレですよ、アレ。

そう!RICE処置です。RICE処置とは、安静(Rest)・冷却(Icing)・圧迫(Compression)・挙上(Elevation)の頭文字を取ったものです。

ケガをしたら、なるべく動かなさいように安静にし、患部を冷やしながら圧迫し、心臓よりも患部を高く上げるようにしてください。また、ケガをした当日は患部を温めない方がよいので、お風呂もシャワーで済ませるとよいでしょう。

 

そして、できることならば速やかに整形外科や整骨院に受診するようにしてください。

お正月を楽しく迎えられる予防策

 

  • 適切な姿勢:掃除中は正しい姿勢を保つことを心がけましょう。しゃがむときは膝を曲げ、背中はまっすぐに保ちましょう。
  • 適切な道具の使用:脚立など足場のしっかりしたもを使って安全に高いところの掃除を行いましょう。洗剤の使い方にも注意です!説明書をよく読んで、間違った使い方をしないようにしましょう。
  • 重い物の移動にも注意!:重い物を移動させる場合は、上半身ではなく下半身の力を使って持ち上げます。荷物は出来るだけ自分の身体に引き寄せて足の力を使って持ち上げましょう。上半身だけで荷物を離して持ち上げるとぎっくり腰になりますよ。
  • 休憩:無理はしないようにしましょう。どうしても長時間やってしまいがちなのですが、適度に休憩を取って身体と頭を休めさせてください。身体はクタクタ、頭のボーっとした状態だと、出来る掃除もできなくなってケガをしてしまいますからね。

 

 

安全な大掃除を心がけて、楽しく「ゆく年、くる年」を見ましょう

 

大掃除は新しい年を迎える前に行う重要な行事ですが、安全が最優先です。適切な姿勢や作業方法を心がけ、予防策を実践することで、ケガを予防することができます。そして、もしケガをしてしまいお困りの際には、あいあい整骨院へご相談ください。1日でも早く健康な状態に早く戻るよう全力でサポートさせていただきます。安全な大掃除を通じて、健康的で幸福な新年を迎えましょう。

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記事投稿者

あいあい整骨院 大安寺院 院長の中原大観です。1人でも多くの人の悩みを解決し、笑顔になり幸せになってもらいたくてこの仕事をしています。

岡山市北区にあります、あいあい整骨院 大安寺院 院長の中原大観です。
祖母の通っている整骨院に初めて行った時、患者さんの「先生本当にありがとうね。すごく楽になったわ。」という言葉に僕は惹かれ、この仕事を目指しました!その整骨院の先生を見た時にとても幸せそうにしていたのを覚えてます。誰かを幸せにすることで自分も幸せになるのだと思いました。
1人でも多くの人の悩みを解決し、笑顔になり幸せになってもらいたくてこの仕事をしています。
お身体のことでしたら、どんな悩みでもご相談ください!
毎日、元気で笑顔になれるよう一緒に解決しましょう!

大安寺院(岡山市北区) 院長 中原 大観

玉島高等学校を2010年卒業、朝日医療大学校を2013年卒業。2013年から2016年まで岡山市中区の整骨院に勤務。2016年から2020年まで岡山市南区に整骨院に勤務。2020年にあいあい整骨院に入社し、2022年よりあいあい整骨院大安寺院の院長に就任。
柔道整復師、鍼灸師の資格を保持。

身体の痛みなどでお困りでしたら、お気軽にお問い合わせください

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