ランニングやウォーキングで膝が痛い方へ|膝痛の原因と整骨院での治療

ランニングやウォーキングで膝が痛い方へ|膝痛の原因と整骨院での治療
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こんにちは、あいあい整骨院 大安寺院の大田です。

朝晩が少しずつ冷える季節になってきましたが、お身体の調子はいかがでしょうか。

11月といえば、毎年恒例の岡山マラソンですね。昨年度はコロナウイルスの影響で中止となりましたが、今年は定員12,000人に対して1.8倍もの応募があったようです。

開催日の11月13日まで、市民ランナーの皆様には無理なくトレーニングを進めていただければと思います。

ということで今回は、ランニングやウォーキング時に起こりやすい膝の痛みについて解説していきます。

私自身もそうですが、健康志向の高まりとともにランニングやウォーキングを始める方が増えています。
その中で、あいあい整骨院にご来院される方で非常に多いのが「膝の痛み」です。
ランニング中の着地による膝への負担は、なんと「体重の約3倍」とも言われています。

では、なぜ膝が痛くなるのか?
どのように予防・改善できるのか?
臨床経験をもとに、各症状の原因と治療法をご紹介します。

膝の前方の上側が痛い

膝の前側の上側の痛みを示している

原因:太ももの筋緊張による炎症

ランニングやウォーキング時に猫背で姿勢が崩れると、骨盤は後傾し、頭部は前に出た状態になります。その結果、重心が前方に偏り、大腿四頭筋(太ももの筋肉)に常に負担がかかります。

大腿四頭筋は、骨盤と膝関節の上部に付着しているため、筋肉が固くなると膝の上部の付着部に牽引力が加わり、炎症が起こりやすくなります。

このような炎症が、膝の前方上部の痛みの原因となるのです。

膝の前方の下側が痛い

膝の前側の下側の痛みを示している

原因:膝蓋腱炎(ジャンパー膝)

走行時の着地衝撃は、足首 → 膝蓋靭帯 → 膝蓋骨 → 大腿四頭筋 → 股関節と連鎖的に吸収されます。

この連鎖の中で、特に膝蓋靭帯に過剰なストレスが加わると、微小な断裂や炎症が起こり、「膝蓋腱炎」と呼ばれる状態に発展します。

主な原因:オーバーユース(走りすぎ)、柔軟性低下、加齢による筋腱の変性

特に中高年層では、筋力・柔軟性・腱の弾力性の低下が重なることで膝にかかる負担が増し、炎症が起きやすくなります。

膝の内側が痛い

膝の内側の痛みが出る場所を示している

原因:鵞足炎(がそくえん)

膝内側5cm下あたりにある「鵞足(がそく)」は、縫工筋・半腱様筋・薄筋という3つの筋肉の腱が集まって付着している部分です。

これらの筋肉が過度に緊張すると、付着部に存在する滑液包が炎症を起こし、痛みとなって現れます。

特にO脚の方や、偏ったフォームでのランニング・長時間の歩行が鵞足炎を引き起こしやすいです。

症状: 階段昇降時や、膝の屈伸・股関節の内旋動作で膝内側に鋭い痛みを感じる

膝の外側が痛い

原因:腸脛靭帯炎(ランナー膝)

腸脛靭帯は、大殿筋・大腿筋膜張筋から連なる、人体で最も長い靭帯の1つです。膝関節の外側を通り、大腿骨外側上顆と繰り返し擦れることで炎症を起こします。

これが「ランナー膝」として知られる腸脛靭帯炎で、ランニングや長距離ウォーキング時に起こりやすいです。

症状: 膝の曲げ伸ばしで外側にチクチクした痛み、走行中にズキっとする違和感

膝の裏側が痛い(膝を曲げたとき)

膝の裏の痛みが出る場所を示している

原因:ハムストリングスの緊張や滑液包炎

急な運動・長時間の立ち仕事・ストレッチ不足などにより、太もも裏の筋肉(ハムストリングス:半腱様筋・半膜様筋)が緊張し、膝裏に付着する部位で炎症を引き起こします。

また、膝裏にある関節のクッション材「滑液包」が繰り返しの動きで刺激を受け、炎症・圧迫痛を伴うようになります。

人によっては「ベーカー嚢胞」と呼ばれる腫れ(コブ状の腫瘤)が生じることもあります。

治療法および予防法

膝に痛みがある場合、まず大切なのは運動を中止し、安静にすることです。

あいあい整骨院では、以下の流れで治療と再発予防を進めていきます:

  • 急性期: 患部の炎症を確認し、アイシングと適切な圧迫処置を行います。
  • 関節・骨盤の評価: 股関節や骨盤のズレを確認し、テーピングや手技でアライメントを整えます。
  • 回復期: 痛みが落ち着いてきたら、トータルバランス療法で全身の歪みを整え、再発しにくい体づくりを行います。

施術ペース:
患部の状態や年齢、生活習慣によって異なりますが、5〜6回の通院(1ヶ月程度)で改善される方が多くいらっしゃいます。

セルフケアの指導:
痛みの改善とともに、フォーム指導やストレッチ指導を動画などで丁寧にご案内いたします。

また、大会前などどうしても走らなければならない場合には、患部をサポートするテーピング処置などで一時的な保護対応も可能です。

まとめ|膝の痛みは全身から見直すことが大切です

あいあい整骨院には、膝の痛みに悩まれて来院される方が数多くいらっしゃいます。

膝の痛みは膝単体の問題だけではなく、股関節・骨盤・足首などの連動不全が原因で起こるケースが多く見られます。

そのため、あいあい整骨院では痛みのある箇所だけでなく、身体全体のバランスや動きの癖までを評価し、根本から整える施術を行っています。

膝の違和感や痛みがある方、運動を続けるのが不安な方は、お気軽にご相談ください。
あなたの身体を丁寧にチェックし、再発を防ぐケアをご提供いたします。

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記事投稿者

岡山県岡山市にて整骨院3店舗を展開するあいあい整骨院です。骨盤矯正など身体の歪みを正す施術の他に、交通事故・むち打ち治療も行っています。一時的に痛みを和らげるといったような表面的な治療ではなく、筋肉・骨格・関節・神経など様々なアプローチで痛みの根本を改善することを目指し、お客様と向き合っています。岡山市で、腰や肩などの部位に痛みを抱えている方は、施術実績10万件以上の当院にて是非ご相談ください。

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