マラソンと身体の関係走る人が知っておきたいケガの予防と整骨院での専門的ケア

マラソンと身体の関係走る人が知っておきたいケガの予防と整骨院での専門的ケア
足の痛み

皆さん、こんにちは。あいあい整骨院 大安寺院の中原です。

本記事では、マラソンを走る上で重要となる身体の構造や使われる筋肉、それに伴って起こりうる代表的なケガ、そしてそれらに対する整骨院での専門的な施術方法について詳しく解説します。

あいあい整骨院には、マラソンに挑戦される多くのランナーの方々が定期的なケアに訪れており、ケガの予防やパフォーマンス向上に向けたサポートを行っています。これからマラソンにチャレンジする方、既に走っている方、あるいは繰り返す痛みに悩まれている方も、ぜひ参考にしてください。

マラソンで使う筋肉とその役割

走るという動作には、実に多くの筋肉が関わっており、全身の協調運動が求められます。特に重要なのは「インナーマッスル」と「アウターマッスル」の役割を理解することです。

インナーマッスル(深層筋) アウターマッスル(表層筋)
  • 腸腰筋、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群
  • 姿勢の安定、骨格の保持、内臓の支持
  • ランニング時の軸を作るコアとなる筋肉
  • 大殿筋、大腿四頭筋、ハムストリングス、下腿三頭筋
  • 推進力の発生、衝撃の吸収、パワーの出力
  • スピードや地面からの反発力を受ける筋肉

ランナーにとっては、この2種類の筋肉のバランスが非常に重要です。インナーが弱ければフォームが崩れ、アウターに頼りすぎることで疲労が蓄積し、ケガにつながりやすくなります。

マラソンによる代表的な障害と専門的アプローチ

ハムストリングスの肉離れ

長距離走行中に筋肉の収縮と伸張が繰り返され、柔軟性が失われた状態で強い負荷が加わると、筋線維が部分的に断裂し「肉離れ」となります。

女性が走っていて太もものハムストリングスを痛めている絵

整骨院での施術:

  • 炎症期:アイシング、圧迫、安静指導
  • 回復期:損傷筋への徒手療法、鍼通電療法、ハイボルテージ(高電圧電気療法)
  • 再発予防:EMSによる筋再教育、動作分析とフォーム矯正

通院の目安: 急性期は週3〜4回、回復に応じて週1〜2回に移行

こむら返り(筋痙攣)

男の人が寝ていて左足の下腿三頭筋がこむら返りをしている絵

ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)が突然つる現象で、水分・ミネラル不足、筋疲労、冷え、神経伝達異常が関与します。

整骨院での施術:

  • 全身のバランス調整による負荷分散
  • 筋膜リリース・マッサージによる血流改善
  • 生活指導(栄養、水分、就寝前のストレッチ)

再発予防: 足部のアライメント評価、足底アーチの補正

腸脛靭帯炎(ランナー膝)

女性の左足の腸脛靭帯が炎症を起こして痛みが出ている絵

腸脛靭帯が大腿骨外顆と擦れ合うことで炎症が起きます。O脚傾向のある方や、フォームが不安定な方に多く見られます。

整骨院での施術:

  • 股関節周囲の筋肉(中殿筋・大腿筋膜張筋)の硬さへのアプローチ
  • 鍼、ハイボルテージ、超音波治療
  • 骨盤帯の歪み調整と動的安定性の強化

アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎

アキレス腱が炎症を起こし痛みが出ている絵

腓腹筋やヒラメ筋の過緊張、過回内足、踵骨アライメント異常が原因となります。重症化すると腱断裂に発展する可能性もあります。

整骨院での施術:

  • 初期:炎症の軽減(アイシング・微弱電流)
  • 中期:鍼・手技による柔軟性回復
  • 後期:足関節の可動性改善、荷重分散の再教育

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)

下腿三頭筋が炎症を起こして痛みがでている絵

脛骨の内側(後脛骨筋・ヒラメ筋付着部)にストレスが集中し、骨膜が炎症を起こす状態。初心者や急激に距離を伸ばした方に多いです。

整骨院での施術:

  • 筋緊張の除去(筋膜リリース・指圧)
  • リハビリ期の超音波、テーピング
  • 扁平足や足部アライメントの評価・補正

注意: 放置すると疲労骨折に移行するリスクがあります。

足関節捻挫

足を捻り炎症が起きて痛みが出ている絵

足の内返しにより前距腓靭帯を損傷するケースが大半です。靭帯損傷を繰り返すと慢性的な足関節不安定症に繋がる恐れも。

整骨院での施術:

  • 整復・固定(テーピングや包帯)
  • 関節モビライゼーションによる可動域確保
  • 荷重調整+筋力トレーニング(チューブ・片脚立ち)

足底腱膜炎

足の裏の土踏まずの部分が炎症を起こして痛みがでている絵

踵から足指の付け根まで張る腱膜が、繰り返される牽引ストレスによって微細損傷・炎症を起こします。偏平足、踵骨のアライメント異常が要因となります。

整骨院での施術:

  • 足底筋群および下腿の柔軟性改善(手技療法・ストレッチ)
  • ショパール関節・距腿関節の可動域調整
  • タオルギャザー・足趾把握力トレーニングによるアーチ形成

マラソン障害の予防には定期的な身体メンテナンスが鍵

マラソンは高い有酸素能力や筋持久力を要求されるスポーツであり、身体への負担も計り知れません。
特に中長距離を反復して走ることは、筋肉や関節、腱に対して繰り返し微細なストレスを加えることになります。

日々のセルフケアに加え、整骨院での客観的な評価と専門的アプローチを組み合わせることで、

  • ケガの早期発見と治療
  • 筋力バランス・関節可動域のチェック
  • ランニングフォームの評価と改善

といった包括的な対応が可能になります。

痛みを感じていなくても、違和感があれば早めの受診がおすすめです。
身体に優しい施術と的確な指導で、あなたの走る力を支えます。

マラソンランナーをあいあい整骨院が全力サポートします

あいあい整骨院では、マラソンを楽しむすべての方に向けて、

  • ケガの早期回復
  • 再発予防
  • パフォーマンス向上

を目的とした施術とサポートを行っています。

「長く走れる身体」をつくるための第一歩は、今の自分の状態を知ること。

これからマラソンを始める方、すでにランナーの方、ケガに悩まれている方も、ぜひ一度ご相談ください。

▶︎ あいあい整骨院 大安寺院 公式ページはこちら

SNSでシェアしてね!

記事投稿者

あいあい整骨院 大安寺院 院長の中原大観です。1人でも多くの人の悩みを解決し、笑顔になり幸せになってもらいたくてこの仕事をしています。

岡山市北区にあります、あいあい整骨院 大安寺院 院長の中原大観です。
祖母の通っている整骨院に初めて行った時、患者さんの「先生本当にありがとうね。すごく楽になったわ。」という言葉に僕は惹かれ、この仕事を目指しました!その整骨院の先生を見た時にとても幸せそうにしていたのを覚えてます。誰かを幸せにすることで自分も幸せになるのだと思いました。
1人でも多くの人の悩みを解決し、笑顔になり幸せになってもらいたくてこの仕事をしています。
お身体のことでしたら、どんな悩みでもご相談ください!
毎日、元気で笑顔になれるよう一緒に解決しましょう!

大安寺院(岡山市北区) 院長 中原 大観

玉島高等学校を2010年卒業、朝日医療大学校を2013年卒業。2013年から2016年まで岡山市中区の整骨院に勤務。2016年から2020年まで岡山市南区に整骨院に勤務。2020年にあいあい整骨院に入社し、2022年よりあいあい整骨院大安寺院の院長に就任。
柔道整復師、鍼灸師の資格を保持。

身体の痛みなどでお困りでしたら、お気軽にお問い合わせください

店舗
情報

関連記事

SNSでシェアしてね!