こんにちは。あいあい整骨院の大田です。
本日は、日々の生活に欠かせない「歩く」という動作に深く関わる、股関節の痛みについてお話しします。
股関節は歩行・立位・階段昇降など、下半身のあらゆる動作の中心となる関節であり、その痛みは日常生活に大きな支障を与えます。
当院でも、股関節の不調を訴えて来院される方が多くいらっしゃいます。この記事では、代表的な5つのタイプ別に、原因や対応方法を詳しくご紹介します。
目次
あなたの股関節の痛みはどれですか?
- 足がつけないぐらい痛い。歩けない。夜も眠れない。
- 立っていると痛くないが歩くと痛い。階段を上ることはできるが降りる際に痛い。
- 歩いたりしても痛みが出ないが、足を開くと内側が痛い。
- 歩いている際に股関節の外側が痛い。歩いていると音がする。
- 歩くことはできるが股関節をしっかり曲げると痛みが出る。
足がつけないぐらい痛い。歩けない。夜も眠れない。

この痛みは股関節の炎症症状が強く病状も非常に悪いです。考えられる股関節の病態としては以下のものが考えられます:
- 変形性股関節症(重症)
- 大腿骨頸部骨折
- 大腿骨頭壊死
- 鼠径ヘルニア
いずれも整形外科での画像診断が必要となるケースです。あいあい整骨院で対応できるのは保存療法で改善が見込まれる軽度〜中等度の段階までです。夜も眠れないような激しい痛みがある場合は、まず整形外科の受診を優先してください。
応急処置:患部を冷却し、横向きで痛い側を上にして寝ると少し楽になります。
立っていると痛くないが歩くと痛い。階段を上ることはできるが降りる際に痛い。

この症状は筋肉性の要因(大腿四頭筋・大腿筋膜張筋の過緊張)や軽度の変形性股関節症である可能性が高いです。
また、小児においては「単純性股関節炎」の可能性もあります。10歳未満で急に痛みを訴える場合は、整形外科でペルテス病との鑑別が必要です。
治療内容:骨盤・股関節・膝のアライメントを整えた上で、筋緊張の原因を取り除きストレッチ・EMS指導を行います。
回復目安:1〜2ヶ月、5〜10回で改善される方が多く、メンテナンス通院により再発率を下げることができます。
歩いたりしても痛みが出ないが、足を開くと内側が痛い。
内転筋、縫工筋、恥骨筋などの損傷や過緊張が原因です。スポーツや強めのストレッチをした後に起こりやすく、炎症期は無理なマッサージを避ける必要があります。
治療内容:骨格のアライメントを整えた上で、患部の冷却・テーピング固定・ストレッチ指導を実施。
回復目安:1〜2週間、5〜10回の施術で改善が見込まれます。
歩いている際に股関節の外側が痛い。歩いていると音がする。

腸脛靭帯が大転子と擦れて起こる「腸脛靭帯炎」の可能性が高いです。特にX脚傾向のある方や、長時間歩く方に多く見られます。
治療内容:大腿筋膜張筋や腸脛靭帯を緩めつつ、股関節や骨盤の歪みを調整。必要に応じてEMSでの安定化トレーニングも行います。
回復目安:1〜2ヶ月、5〜10回の施術で改善が見込まれます。
歩くことはできるが股関節をしっかり曲げると痛みが出る。

腸腰筋の緊張や股関節の変形性変化が関与していることが多いです。特に女性や高齢者に多く、腰椎の影響も考慮が必要です。
治療内容:腸腰筋リリース、ROM訓練、筋トレ+EMSを組み合わせ、動作時の可動域を広げていきます。
回復目安:1〜2ヶ月、5〜10回の施術後に改善される方が多く、再発防止のためのメンテナンスを推奨しています。

まとめ
股関節の痛みはその症状によって原因が異なります。どのような動きで痛みが出るのかをしっかりと観察し、適切な評価と施術を受けることで改善が期待できます。
あいあい整骨院では、各タイプの痛みに対応した施術を行っております。一人ひとりの状態に合わせた「トータルバランス療法」で根本改善を目指します。
ぜひお気軽にご相談ください。