サッカー少年に多いオスグッド病とは?岡山市の整骨院が徹底解説!

サッカー少年に多いオスグッド病とは?岡山市の整骨院が徹底解説!
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こんにちは!岡山市中区にあります、あいあい整骨院 古京町院です。

先日のU-23サッカー日本代表の活躍や、ファジアーノ岡山の白熱した試合を見て「自分も頑張りたい!」と練習に熱が入っている小中学生も多いのではないでしょうか。
サッカー人気の高まりとともに、部活やクラブチームで練習量が増え、「膝の下が痛い…」「走ると違和感がある」と訴える学生も増えています。

その原因のひとつが オスグッド病 です。

「まだ成長期だから仕方ない」
「そのうち自然に治るだろう」

と考えて放置してしまうご家庭もありますが、適切に対応しないと症状が長引いたり、骨の変形が残ってしまうこともあります。
今回は、岡山市で学生のスポーツ障害に多く向き合ってきた整骨院として、サッカーとオスグッド病の関係、予防と改善のポイントを詳しく解説していきます。

 

オスグッド病とは?

オスグッド 解剖図イラスト

オスグッド病は、医学的には「オスグッド・シュラッター病」と呼ばれる成長期特有のスポーツ障害です。特に小学校高学年から中学生の男子に多く見られ、膝のお皿のすぐ下にある「脛骨粗面(けいこつそめん)」という部分に炎症や突出が起こり、強い痛みを引き起こします。

症状の特徴としては、膝の下がポコッと出て押すと強い痛みがあること、ダッシュやジャンプ、キックの動作で特に痛みが強まることが挙げられます。練習を休むと一時的に痛みが軽くなるものの、再開するとすぐに再発するのも典型的なパターンです。中には両膝に症状が出るケースもあります。

このオスグッド病が起こる大きな理由は、成長期の体の特性とスポーツによる負担が重なることにあります。成長期の子どもは骨が急激に伸びていきますが、そのスピードに筋肉や腱が追いつかず、特に太ももの前にある大腿四頭筋(だいたいしとうきん)が硬くなりやすくなります。この筋肉が膝下の骨を強く引っ張ることで、脆弱な成長軟骨に炎症が起きてしまうのです。

さらに、サッカーのように「走る・止まる・ジャンプ・キック」を繰り返す競技では、大腿四頭筋が強く収縮するため、膝下に大きな負担がかかります。練習量が多い子ほどその負担は積み重なり、炎症が慢性化して長引く原因になります。加えて、柔軟性の不足や走り方・フォームにクセがある場合、股関節や足首の動きが制限され、その分膝に負担が集中してしまうこともあります。

このようにオスグッド病は単に「成長期だから仕方ない」ものではなく、骨の成長スピード、筋肉の硬さ、練習量、体の使い方といった複数の要因が絡み合って起こる障害なのです。

サッカー選手にオスグッド病が多い理由

サッカーは成長期の学生にとって魅力的で人気のあるスポーツですが、実は膝に大きな負担がかかる競技でもあります。特に次のような動作がオスグッド病を引き起こす原因となります。

  • ダッシュとストップの繰り返し
     試合中は短い距離を全力で走ったり急に止まったりするため、膝の曲げ伸ばしが何度も行われます。

  • ジャンプ動作
     ヘディングや競り合いの着地時には、膝に強い衝撃が加わります。

  • キック動作
     ボールを蹴る瞬間には太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が強く収縮し、その力が膝下に集中します。

さらに、成長期の子どもの骨はまだ未成熟で弱いため、大人なら耐えられる負荷でも大きなダメージになりやすいのです。特に練習量が多い学生ほど、オスグッド病のリスクが高まります。

 

放置するとどうなる?オスグッド病のリスク

「膝の下が少し痛いだけだから」と軽視してしまうと、次のような問題が起こる可能性があります。

・慢性的な痛み

痛みが長期間続き、練習や試合に集中できなくなる。

・骨の変形

脛骨粗面が大きく出っ張ったまま残ることがある。見た目にもわかるほど突出してしまうケースも。

・スポーツ活動の制限

痛みのために十分な練習ができず、レギュラーを外されるなど精神的なダメージにもつながる。

・将来的な後遺症

大人になっても正座や膝をつく姿勢がつらくなる人もいます。

オスグッド病は「成長すれば自然に治る」と言われることもありますが、痛みを我慢して無理を続けると改善までに数年かかる場合もあります。

 

自宅でできる予防とセルフケア

オスグッド病の予防・軽減には、日常的なケアが欠かせません。特にサッカー部の学生は練習量が多いため、家庭での習慣がとても重要です。

太ももの前(大腿四頭筋)のストレッチ

立った状態で足首を後ろに引き、かかとをお尻に近づけて伸ばす。

左右20〜30秒ずつ行う。大腿四頭筋のストレッチをしている女性のイラスト

太ももの裏(ハムストリングス)のストレッチ

座って片足を前に伸ばし、つま先をつかむように前屈する。ハムストリングスをストレッチしている女性のイラスト

クールダウン(アイシング)

練習や試合後に膝が熱を持っているときは、氷やアイスパックで10〜15分冷やすことで炎症を抑えられます。膝を冷やしている女性のイラスト

練習の調整

強い痛みがある場合は無理をせず、練習量を減らすことも大切です。完全に休むのが難しいときは、ジョギングやパス練習など負担の少ないメニューに変更することをおすすめします。

 

保護者ができるサポート

オスグッド病は、子ども自身が「少し痛いけど大丈夫」と無理をしてしまうことが多いです。

そのため保護者のサポートがとても重要です。

子どもの様子を観察する

「走り方がぎこちない」「膝を気にしている」などのサインに気づく

痛みを軽視しない

「大げさだ」と思わず、早めに相談する

生活習慣の見直し

睡眠不足や栄養不足は回復を遅らせるので、バランスの良い食事と休養を心がける

保護者が正しい知識を持つことで、子どものスポーツ人生を守ることにつながります。

 

あいあい整骨院でできるサポート

あいあい整骨院では、学生のスポーツ障害、とくにサッカー選手に多いオスグッド病に対して以下の施術・サポートを行っています。

・筋肉への手技アプローチ:硬くなった大腿四頭筋を緩め、膝への負担を減らします。

・電気療法:炎症や痛みを和らげる効果が期待できます。

・テーピング:プレー中の膝への負担を軽減し、動きやすさをサポート。

・姿勢・フォームの改善指導:走り方や蹴り方のクセを見直し、再発を防止します。

部活動を続けながら試合を控えている学生にも対応可能です。

「サッカーをやめたくないけれど痛みがつらい」という学生を、全力でサポートします。

 

まとめ

オスグッド病は、サッカーを頑張る学生にとって非常に身近なスポーツ障害です。

放置すると症状が長引き、骨の変形や将来的な後遺症につながることもあるため、早めの対応が大切です。

・成長期の子どもに多い

・サッカーは特にリスクが高い

・自宅でのストレッチ・アイシング・休養が有効

・整骨院での施術やフォーム改善で回復が早まる

膝の痛みで思うようにプレーできないと悩んでいる学生さん、そしてその保護者の方は、ぜひ一度あいあい整骨院へご相談ください。

 

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記事投稿者

あいあい整骨院 古京町院 院長の河知敏也です。地域の皆様お一人お一人のより良い健康な生活の支えになれるよう頑張ってまいります

こんにちは!岡山市中区にあります、あいあい整骨院 古京町院 院長の河知敏也です!
一人でも多くの方の助けになりたいという想いの元、多種の職業を経験していく中で、改善されない体の不調を抱えている方の多さに気づき、私でも何かできないかと柔道整復師を目指す決意をしました。
地域の皆様お一人お一人のより良い健康な生活の支えになれるよう頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。

古京町院(岡山市中区) 院長 河知 敏也

姫路市立飾磨高等学校を1991年卒業、岡山商科大学を1995年卒業、朝日医療大学校を2017年卒業。1995年から2005年まで一般企業勤務。2005年から2013年まで高梁市の医療法人勤務。2015年から2018年まで岡山市中区の整骨院勤務。2018年にあいあい整骨院に入社し、2021年よりあいあい整骨院古京町院の院長に就任。
柔道整復師、第二種 衛生管理者の資格を保持。

身体の痛みなどでお困りでしたら、お気軽にお問い合わせください

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