こんにちは。あいあい整骨院新保院です。
今回は肩の痛みについて紹介していこうと思います。
肩の痛みは、私たちの日常生活に様々な影響を与えることがあります。しかし、その痛みは単なる一時的なものだけではないものもあります。肩の痛みは、私たちの体が何か問題を抱えているサインかもしれません。
肩の痛みに対する正しい対処方法と注意点を知ることは、私たちの健康と快適な生活のために非常に重要です。日常生活で肩の痛みを感じたら無視せずに、適切な対処をするようにしましょう。
肩の痛みの原因とは?
肩の痛みは、日常生活に大きな影響を与えることがあります。その痛みにはさまざまな種類があり、それぞれの症状を理解することが重要になります。
一般的な肩の痛みの原因としては、筋肉の疲労や緊張、怪我、姿勢の悪さなどが考えられます。
・筋肉の疲労や緊張による肩の痛みは、スポーツ活動によって引き起こされることが多く、肩の筋肉が過剰に緊張してしまうことが原因とされています。軽度の肩の痛みは日常生活での活動や運動の中で起こることがあります。これは一般的な症状であり、痛みが長期間続く場合や、痛みが日常生活に支障をきたす場合は、専門家に相談することをおすすめします。
・怪我による肩の痛みは、転倒や激しい運動の際に関節や周囲の組織にダメージが生じることによって引き起こされます。この痛みは突然現れることがあり、怪我や突然の動作によって引き起こされることが多いです。このような急性の肩の痛みは、激しい痛みや腫れが特徴で、日常生活に大きな影響を与えます。強い痛みや見た目の変形がある場合は深刻な症状を伴う可能性があり、肩関節の脱臼や骨折が考えられます。
・姿勢の悪さによる慢性的な肩の痛みは、長時間の不適切な姿勢によって背骨や肩周りの筋に負担がかかり、痛みを引き起こすことがあります。この種類の痛みは、重い物を持ち上げたり、繰り返し同じ動作をすることによって引き起こされることが一般的です。姿勢の悪さで起こる肩の痛みは、軽い痛みや違和感から始まり、徐々に悪化していき、日常生活の動作に支障をきたすこともあります。特に、スマートフォンやパソコンの使用が多い現代社会では、姿勢の悪化が問題となっています。
そして肩の痛みが他の症状と組み合わさって現れることもあります。例えば、肩の痛みが胸の圧迫感や呼吸困難とともに現れる場合は、心臓関連や肺関連の内臓問題が疑われます。これは緊急の医療対応が必要です。
肩の痛みにはさまざまな原因が考えられますが、自分の症状を正しく把握し、それに適した対策を取ることが大切です。
肩の痛みはそれぞれの症状よって異なる原因や治療方法がありますので痛みの種類と症状を正しく理解し、適切なケアを行うことが大切です。
肩に痛みをもたらす疾患にはさまざまなものがありますが代表的なものを紹介します。
・肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)
50代~60代によくみられる疾患で「凍結肩」や「癒着性肩関節包炎」とも呼ばれます。
肩関節周囲炎は特に誘因はなく肩の痛みが現れ、腕を上げられないなどの可動域制限を伴います。典型的な肩関節周囲炎は3つの病巣(炎症期、拘縮期、回復期)を経て1~4年くらいの経過で治癒していきます。
炎症期
初発症状として痛みが現れ、動作時痛で自分の肩を動かすことが制限されます。そして安静時痛、夜間痛も生じ肩関節の可動域が制限された状態が徐々に進行していきます
拘縮期
拘縮が中心となり、あらゆる方向に肩関節の可動域制限がみられますが痛みは軽快していきます。
回復期
拘縮が徐々に取れ、肩関節の可動域が改善していきます。
治療法
上肢を安静にする。消炎鎮痛剤の内服、関節機能改善剤の肩甲骨下滑液包内、関節腔内注入などが行われます。炎症期では積極的に動かすようなリハビリは避けてもらい筋肉の緊張をほぐしたりして痛みを抑えることを優先に進めます。
・肩峰下インピンジメント症候群
肩甲骨の先端部にある肩峰と腱板の間には、クッションの役割を果たす肩峰下滑液包があります。頻繁な繰り返し動作で腱板や肩峰下滑液包が炎症を起こすことになり、肩の痛みが生じます。
動作時、特に肩関節から上腕・前腕を上げたり下げたりする途中で痛みを生じるのが特徴的です。一般的には、上げるときには90度以上、下げるときには90度以下の角度の範囲で痛みを生じることが多いとされています。
また、肩甲骨を押さえながら内向きにした上肢を上げた時や、90度上げた上肢を内向きに動かした時に痛みがでたり60度~120度の間で痛みが引き起こされる「インピンジメント徴候」がみられます。
・腱板断裂
4つの筋(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)から構成される腱板が断裂することにより、痛みに加えて断裂した筋の筋力低下を生じることになります。
腱板断裂は中高年に多く、加齢にともなって発症するほか、喫煙、外傷、スポーツなど様々な要因によって発症します。
自宅でもできる緩和法と予防法を紹介します。
まず、肩の痛みが筋肉や腱の炎症によるものであれば、肩を冷やす事が大事になります。氷や湿布を使った方法は、炎症を抑え、腫れや痛みを軽減させる効果があります。
また、肩の痛みが姿勢の悪さによるものであれば、正しい姿勢を保つことや肩周辺の筋肉を温めることが重要です。デスクワークをする際には、背筋を伸ばし、肩の力を抜いて座るようにしましょう。そして肩を温めることで血管が拡張し血流が促されます。血流が促されると、筋肉に必要な酸素や栄養素が供給されるので筋肉は柔らかい状態に戻ることができ、血流が良くなることで疲労物質などの老廃物も排出されるので疲労の回復にもつながります。スマートフォンやパソコンの前で長時間作業する場合には、定期的に休憩を取り、体を動かすようにしましょう。
そして、ストレスによる肩の痛みを軽減するためには、リラックスする習慣をつけることが必要です。瞑想や深呼吸、ストレッチなどのリラクゼーション法は、肩の緊張をほぐし、心身のバランスを整える効果があります。
グーッと肩を上げ、息を吐きながらストンと落とすと慢性的な肩の痛みに効くよ! |
肩の痛みはただの痛みとは異なり、身体の異変が起こっている可能性があり、症状によって痛みを見分けることで、状態に適した対処方法を見つけることができます。日常生活に支障がある場合や他の症状とともに現れる場合は、専門家に相談することが大切です。
まとめ
肩の痛みの原因は過労や姿勢の悪さ、怪我などさまざまです。痛みの種類もいくつかあり、筋肉の緊張や損傷、炎症などが考えられ、自宅でできる緩和法と予防法としてはストレッチをしたり安静にする、肩を冷やすことがとても大切です。また、肩の筋肉を強化するトレーニングや正しい姿勢の維持も重要になります。
あいあい整骨院では患者様に合わせた治療をしており、痛みのある所だけでなく痛みに関わる原因に対しても根本的に治療をしていき必要に応じたストレッチやトレーニングについてもアドバイスを行っております。日々の生活の中で負担のかかる動作や症状を悪化させる習慣を改善し、いかに減らしていけるかが大切になります。
肩の痛み以外にも、何かお身体の事でお困りでしたら一度あいあい整骨院新保院までご相談ください!