こんにちは。あいあい整骨院 新保院の大山です。
今回、皆さん一度は味わった事があるであろう「頭痛」とふらふらと回るような「めまい」と意識を失いそうになる「立ちくらみ」について詳しく書かせていただきます。
目次
頭痛とは?
頭痛とは頭や首に起こる痛みで、広く一般的な症状ですが、沢山の種類が存在していて原因もそれぞれ異なります。
原因となっている病気がない一次生頭痛と原因の病気がある二次性頭痛が存在します。
一次生頭痛とは?
一次生頭痛には緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛が存在していて、この中で1番多いのが緊張型頭痛で、次いで片頭痛が多いです。
緊張型頭痛
ストレスや姿勢の悪さ、首や肩の筋肉が凝り、その筋肉が発生させる発痛物質によって痛みが現れます。
症状は後頭部中心の鈍痛があります。
片頭痛とは違い日常動作での痛みや嘔吐や光や音に敏感になる事はありません。
片頭痛
頭の片方がズキズキと脈打つように痛みます。
頭痛が出ている時に前屈みや階段の登り降りの日常動作で痛みが増強するのが特徴で、光や音でも痛みが出ます。
吐き気がして吐いてしまう人もいます。
片頭痛は片側だけに症状が出る事が多いですが、両側に痛みが出る場合もあります。
天候や気圧の変化などによって血管が拡張や炎症を起こして脳から直接出ている三叉神経を刺激する事によって痛みが現れます。
群発頭痛
群発頭痛は一次性頭痛の中で1番痛い頭痛です。
平均一年毎に起こり、一度起こると1ヶ月ほど毎日続きます。
群発地震のようにある期間に集中して痛みが出る事から群発頭痛と呼ばれます。
多くは一則性で前頭部から眼窩にかけて突き刺すような激しい痛みが出ます。
男性に多い傾向があり、目の奥の動脈が拡張してうっ血や炎症が起こり頭痛になる説や脳から出ている三叉神経が過剰に高まる事によって頭痛が起こる説があります。
ニ次性頭痛とは?
ニ次性頭痛とは簡単に言うと原因がはっきりしている頭痛の事です。
原因は外傷、感染症、脳腫瘍、自己免疫疾患など沢山あります。
頭痛薬などを沢山飲む事によって起こる薬物乱用頭痛もニ次性頭痛に含まれます。
ニ次性頭痛は原因に対処できれば痛みは治りますので気になる方は病院などを受診する事をおすすめします。
命に関わるニ次性頭痛の原因となる代表的な疾患の一つに「くも膜下出血」があります。
くも膜下出血の約80%が脳動脈瘤の破裂が原因で起こり、「経験した事のない痛み」「頭をハンマーで殴られたような痛み」と表現される事が多いです。
今まで感じた事のない頭痛やいつもの頭痛とは異なる頭痛が起きた際はすぐに病院を受診する事をお勧めします。
鎮痛薬などを頻繁に使用すると薬物乱用頭痛になってしまうこともあります。
めまいとは?
めまいとは「景色がぐるぐる回る」「体がふらつく」感じです。
その中でも代表的な「メニエール病」「良性発作性頭位めまい」を紹介していきます。
メニエール病とは?
メニエール病とは回転性のめまいが数分〜数時間続くのが何度も繰り返すのが特徴です。
また難聴や耳鳴りや耳閉感(耳が詰まった感じ)を伴います。
19世紀にフランス人のメニエールが報告したことからメニエール病と名付けられました。
女性に多く責任感が強く几帳面な人に多くなる傾向にあります。
ストレス、疲労、睡眠不足などが深く関係しています。
メニエール病の原因
耳の奥にある三半規管や蝸牛を満たすリンパ液が増えすぎる事で身体の揺れや傾きを感知する三半規管の働きが障害されてめまいが起きます。蝸牛が水膨れを起こす事で低音が聞こえづらくなる難聴になります。
メニエール病の対処法
ストレスコントロール
ストレスの原因を突き止めて、それを取り除く事が大切です。
塩分を取り過ぎない
塩分濃度が多いと体内の濃度を調整しようと体内に水が溜まりやすくなります。
水分補給
水膨れが起きて水を飲まない方が良いと思われますが、体内の水分が減ると体が体内の水分を保とうとして排出しにくくなります。
男性なら1日1.5リットル〜2リットル、女性なら1日1リットル〜1.5リットルほど水を飲みましょう。
適度な運動
適度な運動はストレスの解消だけでなく耳の血液の流れを改善して症状を和らげる事に繋がります。
良性発作性頭位めまい症とは?
良性発作性頭位めまい症は頭を動かした時にめまいが起こります。
シャンプーをしようと頭を下げた時や目薬をさすために上を向いた時や寝返りを打つ時に起こる事が多いです。
ぐるぐると回るような回転性のめまいがあり、吐き気や嘔吐もある人がいますが、難聴や耳鳴りはありません。
良性発作性頭位めまい症の原因
三半規管と蝸牛の間にある炭酸カルシウムの結晶でできた耳石と呼ばれる器官があり、それが剥がれて三半規管に入り込む事で発症します。
良性発作性頭位めまい症の対処法
同じ方向で寝ない。
同じ向きで顔を横にして寝ていると三半規管に耳石が溜まりやすくなります。
寝返り運動を行う。
上向きで寝転んで10秒数えて→右向きに寝返って10秒数えて→うつ伏せになって10秒数えて→左向きに寝返って10秒数えてを10セット行う事で良性発作性頭位めまい症の予防に繋がります。
立ちくらみとは?
立ち上がった時に数秒〜数分間ふらつきやクラクラしたりや、ふわふわする浮遊感があり、これを「立ちくらみ」といいます。
血の気が引くような感覚や気が遠くなるような感覚などさまざまな症状があります。
立ちくらみには大きく分けて「血流量低下」「耳石器の異常」の2つの原因があります。
血流量低下でのめまい
立ち上がったりすると下半身に血液が集まりますが、自律神経の働きにより下半身に集まった血液を心臓に戻して血圧を安定させます。
それがなんらかの原因によって自律神経が正常に働かなくなり、脳への血流が低下する事によって立ちくらみが起こりやすくなります。
立ちくらみが起きる場面として以下のものが挙げられます。
・食後→血液がお腹に集まりやすくなる。
・トイレの後→下半身に血液が集まりやすくなる。
・入浴後→下半身に血液が集まりやすくなる。
・長時間座った後→下半身に血液が集まりやすくなる。
・飲酒後→下半身に血液が集まりやすくなるのと身体のバランス機能も失って転倒に繋がる。
起立性低血圧
長時間の立ちっぱなしや急に立ち上がった際にめまいや立ちくらみが起こり、酷い場合、失神する事もあります。
起立時に血液は重量によって下半身に集中するのですが、足に血液が溜まらないように、立ち上がった際に血管を収縮させて調整します。
しかし、自律神経の調節がうまく働かなくなると血管の収縮に影響が出て上半身への血流を保つのが難しくなります。
起立性低血圧の予防
起立性低血圧が全く起こらないようにするのは難しいのですが、予防法はあります。
・足を動かしてうっ血を予防する。
長時間座っていると足を動かす事が少なくなり、ふくらはぎのポンプ機能が使われなくなり、血液が下半身に集まり立ち上がった際に上半身に血液を送る事ができずに立ちくらみや失神を起こします。
なので、適度に足首を動かしたりや、ストレッチなどをする事を心掛けましょう。
・姿勢を変える際はゆっくり行う。
いきなり体勢を変えると血圧の調整が間に合いません。
座ったり、寝ていたりする際に急に立ち上がるとめまいや立ちくらみが起こりやすくなるので、ゆっくりと行いましょう。
最後に
今回は「頭痛」「めまい」「立ちくらみ」について書かせていただきました。
どの症状も一度は体験した事がある人が多いと思います。
このブログを読む事で症状について理解してもらえたらと思い書かせていただきました。
あいあい整骨院では「完治」「根治」「予防」を目指してお身体の状態を改善していきます。
少しでも気になる箇所があれば「あいあい整骨院」へご連絡お願い致します。