電気って効くの?みんなに知ってほしい電気治療!

電気って効くの?みんなに知ってほしい電気治療!
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こんにちは!岡山市南区にある、あいあい整骨院新保院の大山です。

今回は整骨院で使われている電気治療機器などについて書かせていただきます。

電気をあてている絵

〈ハイボルテージとは?〉

ハイボルテージを一言で説明すると、高電圧によって体の深部を刺激し痛みを緩和させる治療機器です。

一般的な低周波治療器とは違って高電圧を用いるため深部への刺激に適しています。

〈そもそも痛みとは?〉

体の関節を痛めている絵

まず痛みが起こるメカニズムとしては、神経の興奮によって起こるものや、機能的によって起きるものなどがあります。

体内には神経が張り巡らされており、末梢神経にあるセンサー(侵害受容器)が刺激を感知すると電気信号が脊髄を通って脳に伝わり痛いと感じます。

これを侵害受容性疼痛といいます。

怪我をして壊れた細胞からプロスタグランジンという「痛み」「熱」「腫れ」を引き起こす成分が作られます。

その後ブラジキニンという成分が血液から浮遊してきてプロスタグランジンの発痛効果を高めてしまいます。

痛みが強い時に「バファリン」や「ロキソニン」といった痛み止めのお薬を飲む事があると思いますが、これらのお薬はプロスタグランジンができるのを抑えて「痛み

」「熱」「腫れ」を軽減させる作用があります。

これらの痛みは通常、原因が取り除かれると約90%が数日〜6週間ほどで治りますが、中には3ヶ月〜6ヶ月以上続き慢性化する場合もあります。

〈ハイボルテージの治療効果〉

・疼痛の軽減

・血流量の増大

・可動域の改善

・治癒促進

上記の四つの治癒効果があります。

ハイボルテージを痛みのある箇所に当てる事により高電圧が痛みの電気信号を抑えて疼痛を軽減させます。

痛みがある事により毛細血管の収縮を起こし血流量が低下して筋肉も硬くなり可動域も低下してきます。

ハイボルテージを当てる事により筋肉自体を動かしてポンプ作用によって血行が良くなります。

血行促進により老廃物や痛みの物質プロスタグランジンやブラジキニンなどの貯留を防ぎ、筋肉に必要な酸素や栄養素が運ばれて治癒を促進させます。

電気のハイボルトをあてている写真

〈ハイボルテージの適応症状〉

 

・首、肩、腰、膝の痛み

・寝違え、頭痛

・五十肩、肩関節周囲炎

・ギックリ腰、ヘルニア

・オスグッドシュラッター病、変形性膝関節症

・足関節捻挫

・腱鞘炎、ドケルバン病

・坐骨神経痛、梨状筋症候群

 

上記の症状は鎮痛や筋肉の萎縮改善効果により様々な症状の改善、軽減が期待できます。

〈ハイボルテージの禁忌〉

 

ハイボルテージには禁忌(行ってはいけない)があります。

・ペースメーカーを使用している方

・手術などで体内に金属(ボルトなど)が入っている部位

・その他医師の治療が必要な疾病

もし、分からない場合は主治医に判断を仰ぐか、私達に相談していただけたらと思います。

低周波治療器が使えない方は基本的にハイボルテージを使えないです。

 

〈超音波療法とは?〉

 

超音波とは人間の耳では聞き取れない高い周波数の音を指します。

一般的には20kHz(キロヘルツ)以上の音波を超音波と呼びます。

 

超音波療法とは1秒間に100万回〜300万回の振動を痛みのある患部に照射することで「温熱効果」「非温熱効果」を生み出し患部の自然治癒力を高めていく施術です。

急性期の症状から慢性的な肩こり、腰痛など幅広い症状の改善に期待できます。

 

「温熱効果」とは常に超音波が照射されているモードで血流の促進、筋収縮力の改善、鎮痛作用など血行不良や老廃物の蓄積(筋肉のこり)から起こる慢性症状の改善が期待できます。

「非温熱効果」

骨折や軟部組織損傷(捻挫、打撲、肉離れ)など急性症状の治癒促進を期待できます。

特に骨折した患部に超音波を照射する事で骨癒合期間が短縮される事が臨床で分かっています。

 

〈超音波療法の使用方法〉

 

患部にジェルを塗りその上からプラグを当てて超音波を照射していきます。

同じ箇所に当て続けると事で熱くなる事があり動かしながら照射します。

細かい振動の為刺激は弱く、何も感じない事が多くなっています。

強い刺激や電気的な刺激が苦手な方でも安心してご利用する事ができます。

超音波をあてている写真

〈超音波の適応症状〉

 

・神経筋および骨格系疾患(関節周囲炎や関節拘縮)

・筋の病変(筋肉の損傷や腱の損傷など)

・神経の病変

・損傷後の組織再生

 

〈超音波治療の禁忌〉

 

・ペースメーカーを装着している方

・知覚障害を有している方(過量の照射してしまう恐れがあるため)

・悪性腫瘍

・重篤な血管疾患(心不全や血栓性静脈炎)

・成長骨端線

・妊娠している方

・眼球、脳、生殖器

・脊髄疾患

・人工関節が入っている箇所

もし分からない場合は主治医の判断を仰いでもらえたらと思います。

〈EMSとは?〉

 

EMSとはelectrical(電気的)muscle(筋肉)stimulation(刺激)の頭文字を取った略称です。

つまり電気刺激で強制的に筋肉に収縮運動を行う器機です。

これによりインナーマッスルとアウターマッスルの両方を効率的に刺激して運動の補助を行います。

1秒間に5回。30分間で9,000回の腹筋運動に相当します。

低周波治療機の電気と比べてピリピリ感などの皮膚抵抗が少なく痛みが少ないです。

EMSのメカニズムの絵

〈インナーマッスルとアウターマッスルとは?〉

 

・インナーマッスル(深層筋)

身体の奥の方にあり姿勢を細かく調整し関節の位置を正常に保つ働きがあります。主に脂肪を燃焼させる赤筋が多い。

[主な筋肉]

棘上筋、棘下筋、小殿筋、中殿筋、腸骨筋、大腰筋

インナーマッスルは姿勢保持に重要な筋肉なので姿勢保持筋とも呼ばれます。

 

・アウターマッスル(表層筋)

身体の表面近く浅い場所にあり、運動を行う際にパワーを出す筋肉。

主に糖を燃焼させる白筋が多い。

[主な筋肉]

上腕二頭筋(力こぶ)、大胸筋、大腿四頭筋(太ももの筋肉)

筋肉の詳細

〈EMSトレーニングのメリット〉

1、狙った箇所をピンポイントでトレーニングできる。

運動させたい箇所に電気を通して刺激します。腹筋や背筋や膝周りの筋肉などトレーニングしたい場所だけをピンポイントでトレーニングできます。

2、疲労や怪我の心配がない。

ピンポイントのトレーニングが可能なので、首や腰や膝に負担がかかりません。

トレーニングにおける怪我のリスクを減らして少ない疲労でトレーニングができます。

※筋肉に収縮運動を行わせるのでトレーニング初期は軽い筋肉痛などになる事もあります。

3、30分横になるだけでトレーニングができる。

横になって運動させたい箇所に通電パッドを貼って1セット30分寝ているだけでトレーニングができるので、キツイ運動などが苦手な方でもお手軽に運動ができます。

4、インナーマッスルに届く高周波を使用。

 

あいあい整骨院で扱うEMSは最大16,000Hzの高周波に対応。

身体の奥にあるインナーマッスルのトレーニングが可能。

プロのアスリート並みの運動が求められる体幹部分のトレーニングを手軽にできるのがEMSの魅力です。

〈EMSを積極的に取り入れた方がいい方の特徴〉

・猫背や反り腰や身体の歪みなどで姿勢が悪い方。

・産後で腰が痛い。骨盤の歪みなどが気になる方。

・何もない所でつまずく方。

・階段の上り下りがしんどいと感じる方。

・頻尿、尿漏れがある方。

・運動が苦手な方。

・体幹が弱い方。

上記の特徴で当てはまる方や気になる方はインナーマッスルなどが使えてない可能性がありますので一度あいあい整骨院でEMSを試してみてください。

今回は整骨院にある電気治療機器などについて書かせていただきました。

いろいろな症状があり手技では届かない筋肉などもあったりして治療機器などを使う事により治りを早める事ができますので、気になる症状がある方はあいあい整骨院へお越しください。

 

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記事投稿者

あいあい整骨院 新保院 院長の大山悟司です。中学、高校と柔道をしていてケガをした時に整骨院に通いその際に先生に痛みをとってもらい感動しました。

岡山市南区にあります、あいあい整骨院 新保院 院長の大山悟司です。
中学、高校と柔道をしていてケガをした時に整骨院に通いその際に先生に痛みをとってもらい感動しました。自分を将来このような仕事を出来たらいいなと思い治療家の道に進みました。その時の先生みたいに、この仕事の素晴らしさや凄さを患者様に伝えれたらと思います。お身体でお悩みの事があればなんでもご相談下さい。
精一杯頑張って施術を行いますのでよろしくお願いします。

新保院(岡山市南区) 院長 大山 悟司

津山工業高校を2004年卒業、朝日医療大学校を2007年卒業。2008年から2013年まで岡山市中区にて整骨院勤務。2013年にあいあい整骨院入社し、2020年よりあいあい整骨院 新保院の院長に就任。
柔道整復師資格を保持。

身体の痛みなどでお困りでしたら、お気軽にお問い合わせください

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